再生機甲ユーバリアン アイ・カミカゼ

再生機甲ユーバリアン

日本ＳＦ大会５０周年記念作品として制作された自主制作映像

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裏設定とか制作秘話

なぁ、スイカを食べに来ないか？

前シリーズの愛國戰隊大日本では、教科書が赤くされていたので、 本シリーズでも何かを赤くしようという事で、白羽の矢が立ったのは当然夕張メロン。

夕張メロンのシーズンは６～７月。 この時期を外すと入手が困難になり、他のメロンで代用する事になってしまう。 という事で、全シーンの中で一番最初に撮られたのはメロンを切るシーンだったりします。

さて、どうやってメロンを赤くするか？
ＣＧで赤くする！という案がでました。
いやいやいやいや、言葉で言うのは簡単ですよ。でもね、何のアプリケーションを使うのか？ どういう操作手順が必要なのか？どれくらいの時間がかかるのか？その結果どのような出来になるのか？ 説明できる人はいますか？
残念ながらそんなテクニックを持った人がいませんでした。

という訳で、用意されたのが夕張メロン大のスイカ１玉。

メロンを食べてスイカを嵌める作戦！ オペレーションスタートです。

まず、夕張メロンを切るシーンを撮影します。メロンの位置を記録する為、まな板にバミのテープを貼ります。
メロンは１つしかありません。立ち位置、撮影の角度、切る速度など、綿密に打ち合わせます。
真っ二つになった夕張メロンを食べる！この時が一番幸せな時間なのかもしれません。

ここでやっと登場するスイカ。
リンゴを丸のままで皮を剥く要領でスイカの皮を剥いていきます。
まず硬い皮の部分を剥いて、次に中の白い部分を剥いていきます。 スイカを持つ手で潰してしまわないように、力加減は慎重にしなければなりません。
そして暫く後・・・

スイカの赤い部分（球体）を手に入れた！

スイカをこんな剥き方をしたのは初めてです。
あとは、スイカを半分に切って、夕張メロンを食べた半球に嵌めこんで完成です。

メロン？をまな板の上に戻し、包丁を下ろし終えたシーンから撮影再開、無事に撮り終えました。

さぁ、今度はスイカを食べる時間だ！
さっき夕張メロンをたらふく食べた後だったので、お腹がいっぱいで食欲が無い上に、予想外の事態が起きました。

夕張メロン汁の付いたスイカは不味い！
う～ん、困った・・・食べきれない。食べ物を粗末にするのもなんだし、
という訳で近所に住んでいる友人に召還をかけました。「なぁ、スイカを食べに来ないか？」
これにより、スイカとメロンは完全に食べつくされました。めでたしめでたし。